アフリカのマリ共和国のサハラ砂漠には、太陽光を集めその力で産業廃棄物を処理する施設がある。
しかし、実際は各国から集められた廃棄物は処理されずに、施設の地下にそのまま埋められているに過ぎなかった。その廃棄物から高レベルの放射能と汚染物質が砂漠の下にある川へと流れ込み、ナイジェリア川を通じて海に流れ着き、その汚染物質によって赤潮が大発生した。
地球上の酸素は主に、海水の珪藻によって産生されているが、赤潮によってその珪藻が死滅し、酸素の供給が著しく低下している。このままでは1年以内に地上の生命は絶滅する計算となった。