2005年、3年前の4月、初めてカナダのバンクーバーに降り立った。
今から思うと稚拙な旅行者だった。
カナダへの旅行は、日本人であればビザがなくても6ヶ月の滞在が認められるとなっている。
この一文を鵜呑みにして真に受けたのは、明らかに無知蒙昧であった。
入国係官に「今回の旅行でいくらもってきましたか?」の答えに「カードが数枚です。」はいくらなんでも見当はずれの返答である。
オーストラリア、ニュージーランドではその点をはっきりと明記してある。
1ヶ月滞在に最低1000ドルの預金残高を証明せよ!である。
結局、入国管理間の「いくら持ってきましたか?」は預金残高を証明できるものを見せろ!と言っているにすぎない。だったらそう書けよ!と、言っても後の祭りであった。
預金残高を持たない人間を空港で何時間尋問しようとも、預金残高証明書が出てくるわけが無い。手品じゃあるまいし!
結局、今回の旅行で学んだことは、一つには
預金残高証明書はパスポートと同じくらい身分を証明するものである・・・で、あった。